2021年01月27日
存在のない子供たち

※ 長編デビュー作「キャラメル」が高い評価を得たレバノンの女性監督ナディーン・ラバキーが、貧しさゆえに親からまともな愛情も受けることができずに生きる12歳の少年の目線を通し、中東の貧困・移民問題を抉り出した人間ドラマ。カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。原題:Capharnaum 2018年製作/125分/レバノン

※ 中東の貧民窟で暮らす12歳のゼインは、貧しい両親が出生届を提出していないため、IDを持っていない。ある日、ゼインが仲良くしていた妹が、知り合いの年上の男性と強制的に結婚させられてしまい、それに反発したゼインは家を飛び出す。仕事を探そうとしたがIDを持っていないため職に就くことができない彼は、沿岸部のある町でエチオピア移民の女性と知り合い、彼女の赤ん坊を世話しながら一緒に暮らすことになる。しかしその後、再び家に戻ったゼインは、強制結婚させられた妹が亡くなったことを知り……。

傑作だ。初めは子供たちが可哀想で辛くて嫌だなぁ、描写がベタで嫌だなぁと思っていた。だけど、段々と

この少年の絶望した様な表情から目が離せなくなってしまった。貧困は間違いなく罪悪だ。悪いのは政治だ。

drecom_y_okamura at 22:06|Permalink│Comments(0)│
2021年01月26日
野性の呼び声

※ ハリソン・フォード主演。アメリカの文豪ジャック・ロンドンが1903年に発表し、過去にも映画化された名作冒険小説を新たに映画化。「スター・ウォーズ」シリーズなどで数々のカリスマ的ヒーローを演じてきたフォードが、主人公ソーントンに扮した。監督は「リロ&スティッチ」「ヒックとドラゴン」といったアニメーション映画で言葉の壁を越えた友情を描いてきたクリス・サンダース。原題:The Call of the Wild 2020年/99分/アメリカ

※ 最後の秘境アラスカで地図にない土地を目指し旅する男ソーントンは犬ぞりの先導犬としてアラスカにやってきた犬のバックと出逢う。ソーントンとバックの間には友情が生まれ、かけがえのない相棒となっていく...。

“人間以上に良い演技するなぁ”“一体どうやって撮ったんだろう?”というのが動物映画を観る楽しみだった。

全てCGかと思うと感動は半減だが、CGでしか出来ない表現もある。H・フォードに助演男優賞をあげたい。

drecom_y_okamura at 22:43|Permalink│Comments(0)│
2021年01月25日
アデルの恋の物語

開局25年かわさきFMの録音用スタジオは“2スタ”と呼ばれ、私の番組では主に打ち合わせ&待機場所だ。

そこが現在、リニューアル工事中のため、今日は非常に狭い中での生放送準備となった。大変だった (-.-;)

1/25午後1~3時生放送のFMK-city 「岡村洋一のシネマストリート」(1999~/No.2350&2351)は、まず、小林太一先生が映画『オデッセイ』を紹介、女優・橘レイア嬢が、本日配信になったオリジナル曲の宣伝をした。

映画『アンダードッグ』等のプロデューサーである平体雄二さんが初登場、キャスティングの極意を披露した。

続く第2部、“リリーズ・シネマ”第1回で、女優・末永百合恵嬢がフランス映画『アデルの恋の物語』を紹介。

女優・瀧マキ嬢が映画『ひとくず』を紹介後、『喜劇 愛妻物語』が2/6~再公開になる足立紳監督が登場。

※ この番組は世界中どこからでも聴けます(東京でも!)→ http://listenradio.jp/

★★ この番組の専用サイトが好評です! 過去の放送の動画も観られます。
是非一度、いらしてください→ http://cinemastreetofficial.wixsite.com/cinema-stre

ツイッターは… TwitterID @CinemaStreet_ https://mobile.twitter.com/cinemastreet

drecom_y_okamura at 20:50|Permalink│Comments(0)│
2021年01月24日
蓮ちゃん、頑張ったネ!

1979年3月、文化放送主催「全国アマチュアフォークコンテスト」決勝大会は、中野サンプラザ大ホールで

行われ、前月、中部北陸ブロック大会で優勝していた私の人生が懸かっていた。結果は25組中7位だった。

あれから42年間。私はずっと地べたを這いずり回り、泥水を啜って何とか生きながらえて来た。これが真実。

本日のパシフィコ横浜、我が相棒は2位だったと思う。終わって電話で話し泣いてしまった。よく頑張ったね!

drecom_y_okamura at 19:36|Permalink│Comments(0)│
2021年01月23日
石岡瑛子~血が、汗が、涙がデザインできるか

※ 東京に生まれ、アートディレクター、デザイナーとして、多岐に渡る分野で新しい時代を切り開きつつ世界を舞台に活躍した、石岡瑛子(1938-2012)の世界初の大規模な回顧展。時代を画した初期の広告キャンペーンから、映画、オペラ、演劇、サーカス、ミュージック・ビデオ、オリンピックのプロジェクトなど、その唯一無二の個性と情熱が刻印された仕事を総覧します。

※ 自叙伝『私デザイン』にも克明に記述されているように、石岡瑛子の仕事は、マイルス・デイヴィス、レニ・リーフェンシュタール、フランシス・フォード・コッポラ、ビョーク、ターセム・シンら名だたる表現者たちとの緊張感に満ちたコラボレーションの連続で生み出されてきたものでもあります。展示では、集団制作の中で個のクリエイティビティをいかに発揮するかに賭けた「石岡瑛子の方法」を、デザインのプロセスを示す膨大な資料とともに紹介し、その秘密に迫ります。東京都現代美術館 ~2/14

※ 人間の身体の躍動感を根源に宿しつつ、「赤」をキーカラーとし、視覚的なインパクトとエモーションを併せ持つ石岡瑛子の仕事を、現在進行形のクリエーションを体感できる、熱量の高い展覧会として提示します。アカデミー賞を受賞した『ドラキュラ』(1992)や、『落下の王国』(2006)、『白雪姫と鏡の女王』(2012)、オランダ国立オペラ『ニーベルングの指環』(1998-1999)など、ハリウッド・アカデミーをはじめ世界各国のアーカイブから集められた衣装展示も必見です。https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/eiko-ishioka/

“Timeless, Original, Revolutionary” 石岡瑛子の3つの信念だ。遠く及ばなくともこの志決して忘れない。

drecom_y_okamura at 23:13|Permalink│Comments(0)│
2021年01月22日
シネスク N0.264

午後、早い時間に出て、木場公園の隣にある東京都現代美術館へ。山口小夜子展以来、5年振りだ。

遠い昔、一度だけ逢った石岡瑛子さんは、厚い唇と目力の強さが記憶に残っている。

それから、レインボーへ。まず、三沢蓮1/24 12:50~13:20の決戦 https://www.tsurifest.com/ について。

それから、映画『今、ダンスをするのは誰だ?』クラウドファウンディング展開中の古新舜監督が3年振りで。

drecom_y_okamura at 22:02|Permalink│Comments(0)│
2021年01月21日
自由世界のリーダー

昨夜は帰ってからも飲んでしまい、結局、アメリカ大統領就任式とそれに付随する番組を午前7時過ぎまで。

レディ・ガガのアメリカ国家斉唱よりも、ジェニファー・ロペスの「THIS LAND IS YOUR LAND」に涙した。

誤解を恐れずに言うと、私はアメリカ合衆国には、“自由世界のリーダー”であり続けて欲しいと思っている。

これは、私の映画『サンクトペテルブルク・パラダイス』のワンシーン。ここの観光客も減ってしまうだろうな。

drecom_y_okamura at 16:46|Permalink│Comments(0)│
2021年01月20日
ひとくずトークショー

昨年3月、アップリンク渋谷で映画『逆位置のバラッド』の舞台挨拶をして以来、お客さんの前に立つのは

初めてだ。大して告知もしていないのに、俳優・高山猛久くんや篠原哲雄監督、丸茂日穂プロデューサー

らも来てくださって、とても嬉しかった。19時40分から始まったトークショーは、必ず20時終了でと厳命された

が、19時59分に終えた。出来は自分ではまずまず気に入っている。終わってラブホ街を抜けて、23時頃まで。

drecom_y_okamura at 23:59|Permalink│Comments(0)│
2021年01月19日
レイニーデイ・イン・ニューヨーク

※ 巨匠ウッディ・アレン監督が、ティモシー・シャラメ、エル・ファニング、セレーナ・ゴメスら人気若手俳優をキャストに迎えメガホンをとったロマンティックコメディ。原題:A Rainy Day in New York 2019年/アメリカ

※ 大学生のカップル、ギャツビーとアシュレーは、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとしていた。そのきっかけとなったのは、アシュレーが学校の課題で有名な映画監督ローランド・ポラードにマンハッタンでインタビューをするチャンスに恵まれたことだった。生粋のニューヨーカーのギャッツビーは、アリゾナ生まれのアシュレーにニューヨークの街を案内するためのさまざまなプランを詰め込む。しかし、その計画は狂い出し、思いもよらないさまざまな出来事が巻き起こってしまう...。

以前よりもシーンごとの切れは緩やかになっており、クスッと笑える箇所は少ない。が、私は充分に堪能した。

憧れのカーライル・ホテル。雨のニューヨーク、恋する二人のすれ違い。そんな粋な街に私も恋をしていた。

drecom_y_okamura at 23:43|Permalink│Comments(0)│
2021年01月18日
写真の女

1/18午後1~3時生放送のFMK-city 「岡村洋一のシネマストリート」(1999~/No.2348&2349)は、まず、鷲見知彦さんが「AMAZAKE STAND」https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140402/14078128/ を展開する三橋英里子嬢を紹介した後、女優・藤真由美嬢が映画『ひとくず』 https://hitokuzu.com/ を紹介した。

初の長編映画『写真の女』 https://womanofthephoto.com/ (1/30~)の串田壮史監督 が初めて登場した。

続く第2部、女優・清水杏樹嬢が映画『バーレスク』を、俳優・池田諭くんが映画『新解釈 三国志』を紹介。

再び、串田壮史監督が登場。終盤の“映画を観る資格”についての議論では、ボレーシュートも飛び出した。

※ この番組は世界中どこからでも聴けます(藤井寺でも!)→ http://listenradio.jp/

★★ この番組の専用サイトが好評です! 過去の放送の動画も観られます。
是非一度、いらしてください→ http://cinemastreetofficial.wixsite.com/cinema-stre

ツイッターは… TwitterID @CinemaStreet_ https://mobile.twitter.com/cinemastreet

drecom_y_okamura at 21:51|Permalink│Comments(0)│