2012年02月27日
テトロ
本日午後2~4時生放送のかわさきFM(79.1MHZ)「岡村洋一のシネマストリート」(No.1430&1431)は、まず第1部、“シネポケット Part1”のコーナーで、藤間宇宙(とうまそら)http://giants11111.blog.fc2.com/ &秋山直太朗くんが、共に、日本映画『セイジ~陸の魚』(公開中)を紹介した。
入って来たばかりのアメリカ・アカデミー賞授賞式の結果も速報した。
島岡美延嬢が、ノミネートされた映画『戦火の馬』『ヒューゴの不思議な発明』『マーガレット・サッチャー~鉄の女の涙』等を手短に解説、“ベテラン喋り手”の実力を存分に見せつけ、若手レポーター達は、全員撃沈した。(一番上の写真は、番組終了後もそのショックから立ち直れず、意味不明の踊りを始めた宇宙&秋山コンビ)
吉岡あや嬢は、自身も出演している映画『レディドラゴン~怒りの鉄拳』(3月17日公開予定)で共演した俳優・夛留見啓介さんにミニ・インタビューを試みた。
続く第2部、“シネポケット Part2”のコーナーでは、川口貴弘くんが、日本映画『KOTOKO』(4月7日公開予定)を、五十棲頼太くんが、アメリカのアニメ映画『長ぐつをはいたネコ 3D』(3月17日公開予定)を紹介した。
そして、映画評論家の福田千秋さん(写真奥)&パラマウント・ピクチャーズの松尾理絵さん(写真中央)が登場し、アシスタントの横関咲栄嬢(写真手前)も参戦した。本日、紹介したDVD&Blue-ray は、『キャプテン・アメリカ』『カウボーイ&エイリアン』『テトロ』『ナッシュビル』『シャレード』の5本だ。
※ この番組は、世界中、何処からでも(ブエノスアイレスでも!)オンタイムで聴けます→ http://www.simulradio.jp/
※ 更に、明日には「岡村洋一のシネマストリート」専用サイトにアップされ、最近1ヶ月の放送と、過去の放送の傑作選を無料で聴く事が出来ます→ http://www.movics.tv/html/index.php
2012年02月26日
こだわり男とマルサの女
今年で、没後15年。先週、放送されたドキュメンタリー番組を観た。“ヨイショ”が少なく、淡々と分析していた。
私がこれまでに聞いた伊丹十三さんの人物評は、スタッフからは概ね評判悪く、俳優は讃える人が多かった。
私は1993年、映画『大病人』公開の頃、ただ一度だけインタビューした事がある。例の“顔切り事件”の後だ。
“『タンポポ』はルイス・ブニュエルの『自由の幻想』にインスパイアされていますよね?”“う~ん、そう来たか…”
私も緊張していたが、彼も、明らかに“構えて”いた。今思うと、もう100年ぐらい前の出来事の様な気がする。
この写真を見ていても、好き嫌いを超えて惜しくてならない。もう一度、かつての力作の数々を味わいたい。
2012年02月25日
ホワイトカラー
※ 収監されていた刑務所を脱獄したのも束の間、天才詐欺師のニールは、FBI捜査官・ピーターによって刑務所に連れ戻されるが、同じくピーターによって自由の身となる。そこには、ある条件が隠されていた。
※ その条件とは、ニールの自由と引き換えに、彼の天才的な犯罪テクニックを駆使して、FBIが追う知的犯罪事件の捜査に協力するというものだった。現在、AXNミステリーチャンネルでシーズン2が放送されている。
各シーンが実にスタイリッシュで、主演のマット・ボマーもハンサム。常に、美しき画面を見ている快感がある。
猟奇的殺人事件などは扱わず、全て知的犯罪。ニューヨークという都市の魅力も生きている。DVD発売中。
2012年02月24日
竹の水仙
朝、歯科医へ行こうとしたら工事をしていた。昔、詩人の谷川俊太郎さんが“電線は美しい”と言っていたっけ。
うん。何となく、絵になるなぁ…。夕刻、月に一度のお楽しみ、下丸子の落語会へ。これは、開場前のロビー。
年配の方が多いので、客席が茶色い(笑)。マグナム小林は、バイオリンとタップダンスと「東京節」を披露。
トリの橘家文左衛門は、「竹の水仙」。柳家花緑ちゃんとはまた一味違った迫力があり、職人の“粋”を感じた。
2012年02月23日
びいどろ
今もそのファンが増えつつある俳優・松田優作。遂にここへ来る事が出来た。有楽町にあるバー・びいどろ。
生前、彼が愛した場所という点では、ファンにとっては間違いなく、下北沢の“Lady Jane”と並ぶ、“聖地”だ。
マネ―ジャーだった宮前さんがママ。宮前さんは今“シネスト仲間”の俳優・川口貴弘のマネージャーでもある。
ハイボールのグラス傾けながら、しばし偉大な先人を想う、渋~い中年男2人。あぁ、また飲み過ぎちゃった。
2012年02月22日
答えのないクイズ~その30
2012年02月21日
ナッシュビル
※ テネシー州ナッシュビルを舞台に、総勢24人の人間模様を描いたロバート・アルトマン監督お得意の群衆劇。カントリー・ソングのメッカとして有名なナッシュビルで、大統領候補のキャンペーン大会が行なわれた。
※ イギリスの女性レポーターは、ベテラン歌手のヘブンを中心として、多くの歌手にインタビューを試みる…。
昔、憧れていたロニー・ブレイクリーという女性歌手の存在を30年振りで思い出す。これだけ多彩な人物と複雑な人間模様をラストに向かって祝祭的にまとめ上げて行くアルトマン監督の力量に改めて驚いてしまった。
“ここはダラスじゃない。ナッシュビルだ。ナッシュビルの心意気を見せよう” 和田誠の名著「お楽しみはこれからだ」にも載っている名台詞の翻訳字幕が公開時と違うのは残念だ。1976年。アメリカ映画。DVD発売中。
2012年02月20日
種まく旅人
本日午後2~4時生放送のかわさきFM(79.1MHZ)「岡村洋一のシネマストリート」(No.1428&1429)は、まず第1部に、番組初登場の俳優・藤間宇宙(とうまそら)くんhttp://giants11111.blog.fc2.com/ が、自身も出演している日本映画『世界最後の日々』(公開中)を紹介した。
天童よしみ特別公演「夫婦善哉外伝~雨やどり恋歌」(3月2~21日/大阪 新歌舞伎座)と、「銀河英雄伝説~第二章 自由惑星同盟篇」(4月14~22日/東京国際フォーラムC)に出演予定の俳優・井田國彦さん(番組初登場)も、PRに現れた。
続く第2部、“シネポケット”のコーナーでは、これまた初登場のハルカ嬢が、アニメ映画『長ぐつをはいたネコ』(3月17日公開予定)を、石原義信くんが、アメリカ映画『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(公開中)を紹介した。
そして、第1部にも登場した塩屋俊監督が、映画『種まく旅人~みのりの茶』(3月17日公開予定)について熱く語った。上の写真は、2010年12月、大分県での撮影時のもの。そう、この映画は、私の最新作でもあるのだ。
私 “撮影現場で、陣内孝則さんが、「何故、柄本明さんの芝居は、あんなに良いんだろう?」って言っていたんですけど…”
塩屋監督 “それは、演技の中に、「永遠」があるからではないでしょうか?” そんな話もした。
※ この番組は、世界中、何処からでも(ニューヨークでも!)オンタイムで聴けます→ http://www.simulradio.jp/
※ 更に、明日には「岡村洋一のシネマストリート」専用サイトにアップされ、最近1ヶ月の放送と、過去の放送の傑作選を無料で聴く事が出来ます→ http://www.movics.tv/html/index.php
2012年02月19日
シャレード
※ スキー場からパリの自宅へ戻ってきたレジーナを待っていたのは、離婚予定だった夫の死。葬儀の会場には見知らぬ3人の男が現れ、大使館では、戦時中に夫が軍資金25万ドルを横領していた事を聞かされる。
※ 五里霧中のレジーナはスキー場で知り合ったピーターに助けを求めるが、彼も三人組の仲間だった…。
オードリー・ヘップバーンは出演作品を慎重に選んだ人で、その映画の多くが傑作揃いという珍しいスターだ。
S・ドーネン監督の演出、H・マンシーニの音楽、ジバンシィの衣装が、若さが衰える寸前の彼女の魅力と有機的に溶け合っていて見事。1963年作品。デジタル・リマスター版 Blu-ray コレクターズ・エディション発売中。