2006年08月

2006年08月31日

太陽

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夏の終りに観た映画「太陽」(アレクサンドル・ソクーロフ監督/イッセー尾形、ロバート・ドーソン、桃井かおり他)。

作品全体に流れている静謐な時間、バッハの“無伴奏”、低く流れるラジオの声、遠く近く聞こえて来る戦闘機の音…。
それらの全てが、昭和天皇が味わったであろうある種の悲しみや諦観と共に、独特のハーモニーを奏でている。

この難役を演じられる俳優は、世界中でただ一人。
イッセー尾形しかいない。

いつか、東映は、映画「昭和天皇物語」を作るべきだ。

at 16:37|Permalink

2006年08月30日

似てる?

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映画「遠くの空に消えた」の撮影の合い間に、俳優のでんでんさんに描いて頂いた似顔絵。
これを描くのに、3分とかからなかった。

私自身は、こんなにムッチリしていないし、こんなにオッサンっぽくないと思うのだが…。
共演の俳優たちは皆、“メチャメチャ、似てますよ~”と言う。

似てる?

at 22:28|Permalink

2006年08月29日

尾関伸嗣

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火曜日放送のかわさきFM「岡村洋一のシネマストリート」のゲストは、林海象プロデュースのWEBシネマ「探偵事務所・5」が配信間近の俳優・尾関伸嗣さん。

冒頭、映画「パルプフィクション」の果てしない面白さについて、大いに盛り上がった。

私は、自分の撮影が終わった直後で、“バフバフ&モコモコ状態”だったが、こういう日に限って、アシスタントの梓もレギュラー・レポーターの嶋田豪も他の仕事で休みなのだった。

いつか、共演したい俳優・尾関さんのブログは、 http://shinji-ozeki.dreamblog.jp/ から、どうぞ!

at 23:52|Permalink

2006年08月28日

オール・アップ!

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日曜の朝から続く撮影は、月曜の朝が明けても終わらなかった。行定勲監督の粘りは、尋常ではない。
披露宴が盛り上がり、ロシア女性・カーチャ(16歳)と楽しくダンスを踊る私。そこでいきなり、大立ち回りが始まるのだが…。 
挫いた右足が痛くて思う様に動けず、技闘の方に申し訳なかった。

やがて、皆が待っていた“オール・アップ!”の時がやって来た。おもしろうて、やがて悲しき瞬間だ。
写真は、バー・“花園”の巨大なセットから出ようとして階段でつまずくロシア美人。
私は、午後のラジオの生放送に何とか間に合った。

at 23:48|Permalink

2006年08月27日

甘くない…

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シーン75・バー“花園”でのサワコ先生(伊藤歩)の結婚披露宴の撮影をする。
歩のデビュー作・映画「水の旅人」(大林宣彦監督/1993年)で、小学生だった彼女の先生役だった私は、少々感無量だったが、彼女は一言、“眠い~”。大物やなぁ…。

三浦友和さんと、映画「出口のない海」について話す。
撮影が進むと、疲れが溜まり、甘い物が欲しくなるが、更に疲労困ぱいして来ると、段々とその味も解らなくなって来てしまう。
そして、物語は突然、一大アクション・シーンへと展開して行くのだった…。

at 23:44|Permalink