2008年02月
2008年02月29日
冬の光
私の大好きなスタンリー・キューブリック監督の映画『時計じかけのオレンジ』は、“近未来ピカレスク”ものだが、印象的なのは、マルコム・マクドウェル演じる悪童たちが作る長ーーーい影だった。
映画の中で、影というものがこんなに意味を持つものかと驚いた。
その後に観たアルフレッド・ヒッチコック監督の『白い恐怖』や、黒澤明監督の『影武者』、清水崇監督の『呪怨』などでも、“影”は、映画のもう一つの主役だった。
これは、ただ何となく撮った一枚だが、あえて言えば、“一人一人の人生に物語はあるのだなぁ”って、感じか。
もちろん、これは“後付け”“後講釈”だ。
でも、いいじゃん。何にも付いていないよりはさぁ。
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2008年02月28日
モンブラン
実は私、中学校へ上がった時に、父にパイロットの製品を買って貰って以来、ずっと万年筆愛好家なのだ。
プラチナ、セーラー、ペリカン、クロス、パーカー…。
これまで、色んな種類の物を使って来たが、筆圧が強過ぎるのか、全て壊してしまった。
現在使っているのは、自分のネーム入りの、この二代目・モンブラン。
手紙や、自分自身の日記をつける時以外はあまり使わなくなってしまったが、段々と馴染んで書き易くなって来た。
あまり力まない様に、無理をしない様にして、大切に付き合って行こうと思う。
at 16:13|Permalink│
2008年02月27日
新極味
博多ラーメン『一風堂』の“新極味”を食べた。
1杯1300円で、1日50食限定の“次世代型商品”だ。
スープの味が3種類に変化する。最初は鶏がらスープの味で、途中から、盛り付けられた茶碗蒸し(!)から溶け出した魚介系・昆布系の出汁が利いて来る。
更に、付け合せのゼラチンの塊“ヌーベ”をスープに溶かすと、濃厚な豚骨と醤油の味が加わり、味の変化が楽しめる。
トッピングは3種類のチャーシューにゴボウ、冬瓜…。
更に、付属のミニご飯にスープをかけて、柚子胡椒でさっぱりとした雑炊風に…。
んで、私の結論は…。
味は悪くないが、ちょっと凝り過ぎ!!
すごくシンプルな醤油ラーメンにすれば良かった…。
at 23:55|Permalink│
2008年02月26日
86 NEW YORK
一昨日の続きの撮影を、朝9時過ぎから藤沢で開始した。
2038年の設定の平田弥里嬢。私の架空の社員証。
そして午後、ロケでお邪魔した恵比寿のすっごくお洒落なバー“86 NEW YORK”の続めぐみ店長。関西弁やったで。
at 18:53|Permalink│
2008年02月25日
東京少女
本日収録(3月2日放送予定)のかわさきFM「岡村洋一のシネマストリート」のゲストは、公開中の映画『東京少女』(夏帆、佐野和真ほか)の小中和哉監督。
この映画は、東京を舞台に何故か繋がってしまった現代の少女と明治時代の青年のラブストーリーだ。タイムワープしてしまったケータイ電話から、二人の間に恋が芽生える。
違う時代に生きる二人が、時空を越えてお互いの事を話し合い、何と、“デート”も実現する。
愛知県犬山市にある博物館・明治村でのロケが非常に効果的に生きている。
愛知県の江南市と名古屋市で青春期を過ごした私にとって、明治村は想い出深い場所だ。
映画『東京少女』は、“汚れちまった心が綺麗になる”一本。
監督の中にある“少年”は、今も画面の中に息づいている。
at 21:38|Permalink│