2011年01月
2011年01月31日
禁断の愛
本日午後2~4時生放送のかわさきFM(79.1MHZ)「岡村洋一のシネマストリート」(No.1318&1319)は、まず第1部、“2010年私が観た映画ベストテン”と題して、琴姫さん(2年振り)と島岡美延と私の年間ベストテンを発表した。
3月からBeeTV『禁断の愛』に主演する俳優・大塚寛之さんも、告知に現れた。背高ッ!
続く第2部は、“尾関伸嗣&水野直の5分しかないんだよ!”の後、“シネポケット”のコーナーでは、博多の旅公演から帰って来た女優・大友七菜嬢が、公開中の映画『RED』をを紹介した。
そして、映画評論家の福田千秋さんと、久しぶりの松尾理絵さん(パラマウント映画)を迎えて、新作DVD×5を紹介した。
紹介したのは…
『ゴースト』『アイアンマン2』『プロジェクトA』『TSUNAMI』『ヒックとドラコン』
この番組は、日曜午前11~12時に、第2部(後半)の再放送もあり、世界中、何処からでもオンタイムで聴けます→ http://www.simulradio.jp/
更に、『岡村洋一のシネマストリート』専用サイトでは、最近1ヶ月の放送と、過去の放送の傑作選を聴く事が出来ます→ http://is-field.sakura.ne.jp/7.html
来週は、俳優の加藤健一さん、月野木隆監督&歌手・黒崎ちえみさんが登場します。 お楽しみに!
2011年01月30日
ヒックとドラゴン
※ 遠い遠い昔、はるか彼方の海の向こうのバーク島では、バイキングとドラゴンが長年にわたる戦いを繰り広げていた。ある時、何をするにも冴えないバイキングの少年・ヒックは、ドラゴンのトゥースと偶然出逢った。傷ついて飛べなくなってしまったトゥースに近づくヒック。お互いに警戒しあっていたが、その距離は少しずつ縮まって行く。バイキングとドラゴンは、敵同士であって、本当なら友情なんてありえない事。しかし二人は、その“秘密の友情”を築いて行く…。 ※
恐竜の映画に続いて、香港の海賊が出て来る映画を観た後に、ドラゴンとバイキングの友情を描く作品を観るとは…。
よく、“敵の敵は味方”と言うけれど、普段、敵だと認識している対象が、本当は、凄く理解し合える相手かもしれない、という映画だ。
我々は皆、誤解の中を生きている。少し視点を変えて、勇気と優しさとユーモア(!)を持って接すれば、世界なんて、簡単に変えられるのかもしれない。
子供向けの少年冒険物語だと思って観出した私は、心地よく裏切られて嬉しい。 DVD発売中。
2011年01月29日
プロジェクトA
ジャッキー・チェン主演、監督、アクション指導による1983年の香港映画。
世界三大喜劇王の一人、ハロルド・ロイドの傑作『用心無用』(1923年)へのオマージュである、有名な“時計台落ち”を久しぶりで見た。
ジャッキーは、このシーンを撮影するかどうか、決断するのに、1週間悩んだという。
そして実際に、自らが3回落ちた。良く見てみると、間違いなく、頭から落ちている。CGなどない時代で、地面が柔らかい素材で作られているとも考え難い。
一体、どうやって撮ったのだろう?
プロだから、ただ根性で痛さを我慢すれば済むというレベルではない。
サモ・ハン・キンポー&ユン・ピョウとの共演。次から次へと繰り出して行くアイデア。
そして、何よりも“なにがなんでも観客を楽しませるのだ”という強い意志が感じられる、命懸けのアクションの連続に頭が下がる一本だ。DVD発売中。
2011年01月28日
いとし・こいし
“漫才に品がありましたな。昔の芸界に詳しい人で、二人で昔話を始めたら、もう止まりません。本当に寂しいです”
人間国宝・桂米朝さんのコメントだ。
こいし“僕、夕べ、鍋食べましてな”
いとし (非常に驚いた顔で、しばし絶句)“……君、ホンマに鍋、食べたんか?”
今、文字に起こしても解りづらいが、もうこれだけで、客席は爆笑の渦。あの間、あの雰囲気は、他の追随を許さない、天下一品の至芸だった。
大好きだった。コンビの最晩年まで、舞台で新作を演っていた。
喜味こいしさん、83歳。こうありたい、decentな人だったと思う。長年に渡り、我々を楽しませてくれた先人の、きちんとした追悼番組を放送して欲しい。