2011年07月

2011年07月31日

カーズ2


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※ ジョン・ラセター監督によるピクサーアニメ「カーズ」(2006)の続編。前作に続き、ラセターが監督を務める。天才レーシングカーのマックィーンとおんぼろレッカー車・メーターの珍コンビが、前作の舞台、ラジエーター・スプリングスを飛び出し、日本をはじめフランス、イタリア、イギリスとワールド・グランプリレースを転戦。その道中でスパイ工作に巻き込まれていく姿を描く。 ※


“最も優秀なスパイとは、自分自身がスパイだと気付いていないスパイである”という、コワ~い名言を思い出させる前半は、ややスピード感に欠けるものの、歌舞伎座を含む日本ロケ(?)も効果的で、なかなか見せてくれる。

徹底した擬人化の楽しさを超えて、ドラマ「24」のジャック・バウワーとクロエ・オブライエンを思わせる“人間関係”や、完全に「007シリーズ」を意識した様なスーパー・アクション。パリ、ローマからロンドンへ物語の舞台を移す、その街の背景の美しさ…。見どころは尽きない。

同時に、代替エネルギーと“古き良き物”を巡るストーリーでもある。

昔は、壊れた機械は、“アンティーク”として尊敬されたものだが、消費文化も成熟し切った昨今では、“古き物=スクラップ”と、人々の精神は堕落してしまった。

おんぼろレッカー車・メーターの大活躍で、娯楽映画としてのスケールを見せながら、本当は、映画全体で、“物にも必ず心があるんだよ”と、やんわり教えてくれている気がする。この夏一押しの快作だ。 公開中。



drecom_y_okamura at 23:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年07月30日

この2人は、似ている?


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「なでしこジャパン」の鮫島彩選手と、「岡村洋一のシネマストリート」の潟永絵美ちゃん。

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1970年代のホームドラマで大活躍した女優・結城美栄子さんと、“あやの十八番コーナー”の吉岡あや嬢。

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そうでもないか? まぁ、 たまにはいいじゃん!

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2011年07月29日

うなりとつぶやき


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私が、以前、担当していたCBCラジオの番組「東三河歌謡ベストテン」(1983~1988年)で、ある時、「都はるみ引退記念スペシャル~彼女は如何にして唸るのを止めて“普通のおばさん”になったか?」という特集をやった事がある。

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都はるみのヒット曲の“唸っているサビ”の部分のみを繋いで流し、段々と唸らなくなっていた引退寸前の歌唱法とを比較したのだ。手前味噌だが、当時、かなり評判になった。

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1967年に放送された有名なTVドラマ『泣いてたまるか』で、まだ寅さんを演じる前の渥美清と共演する原田芳雄の台詞を聴いて驚いた。後年の、あの呟く様な独特の台詞回しとは全く違っていたのだ。

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芳雄さんは、いつからあの独特の口調になったのか?それは、“モンローウォーク”みたいに、俳優としてのある種の“戦略”だったのだろうか? 知りたい、とても…。

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drecom_y_okamura at 23:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年07月28日

日本沈没


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日本SF界の偉大なる先駆者・小松左京さんが亡くなった。

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社会現象となった小説『日本沈没』は、科学的に見ても、何処にもおかしい所がないというから、怖い。

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この小説のパロディ版として、もう一人のSF界の巨人・筒井康隆が書いた小説が『日本以外全部沈没』だ。
5年前に映画化され、筒井さんも私も出演した。小松さんは、この映画を観たという。

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大ヒットした元ネタ・オリジナル版と同じく、藤岡弘、さんが出演している所が面白い。
水戸市内の撮影現場で、私は、藤岡さんと坂本龍馬の話ばかりしていた。
この作品は、おバカで楽しく、まずまずヒットした。やはり、小松さんに映画の感想を聞きたかったな。

日本全体が沈滞化している今、『日本沈没』の著者の訃報は、やはり象徴的な気がしてしまう。
でも、“日本”は沈んでいても、“日本人”は、決して沈んでいないと思うんだ。

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drecom_y_okamura at 23:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2011年07月27日

室井滋さんとの再会


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午後、五反田のイマジカへ。
3月の東日本大震災の頃に撮影した映画『たとえば檸檬』の初号試写に出掛ける。

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続く打ち上げでの、私の岐阜放送時代からのの旧友・録音部の臼井勝くんと、警官役を好演した白石隼也くん。
この子は、伸びるよ~!

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いつも感じ良い有森也実さんと、内田春菊さん。
春菊さんは、会う度に全く違う風体なので、いつも戸惑ってしまう。

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室井滋さんと、主演の韓英恵嬢。

室井さんとは昔、夫婦役を演じた事もあるが、映画『熊楠』(山本政志監督/町田康、渡辺哲、泉谷しげる、間寛平、利重剛、崔洋一、水島裕子ほか)の和歌山ロケ以来、実に20年振りの再会だった。

短い時間だったが、地震の事とかバブルの頃の事など、本当にいろんな話をした。
また近い内に、会いましょう!

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drecom_y_okamura at 23:52|PermalinkComments(0)TrackBack(0)