2011年09月
2011年09月30日
中村先生、ごめんなさい
先月、ご近所のお医者さん・中村先生が亡くなって、“これで、私の健康を本当に心配してくれる人は居なくなってしまったなぁ…”と思っていたら、先日、Facebookで、細野辰興監督(『シャブ極道』『私の叔父さん』他)も案じてくれている事が判り、大変有難かった。
実はこの一週間、咳が止まらず、苦しんでいる。
月曜日の生放送も、映画『カイジ2』を観に行った東宝の試写室でも、周りの方々に迷惑を掛けてしまったかもしれない。
一週間前、肌寒い伊香保の街を、Tシャツ1枚でウロウロしていたのがいけなかった。
来週の月曜日の放送は、“岡村洋一DJ生活30周年記念番組”と銘打ってやるつもりだ。
30年間、一度も仕事を休んだ事がないのが、私の小さな誇りなのだ。
せめて、それまでには元気にならなくっちゃ… (咳)。
2011年09月29日
猿の惑星:創世記(ジェネシス)
※ サンフランシスコの製薬会社ジェンシスの研究所に勤める若き神経科学者、ウィルが実験用に観察していた一匹のチンパンジーが、驚くべき知能を示した。
そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されており、ウィルは上司や同僚の前で実験の目覚ましい成果を発表する。ところがそのチンパンジーが突如として暴れ出し、研究所内をパニックに陥れた揚げ句、警備員に射殺されてしまった。
厳格な所長からプロジェクトの中止を言い渡されたウィルだったが、射殺されたチンパンジーが妊娠している事を知り、生まれたばかりの赤ん坊を自宅に連れ帰り、シーザーと名付け育てる事になるが…。 ※
“またリメイク?もういいよ”と思っていた私が間違っていた。これは力作だ。
日本中が放射能の汚染に怯えている今、この映画全体が、巨大な“自然からのしっぺ返し”にも思えて来る。
いわゆる“着ぐるみ”も、本物のチンパンジーも一切使わず、全てCGで合成したというから凄い。
それは、主人公・シーザーのあの印象的な緑の瞳と、その奥にある深い悲しみをも表現し切っていた。10月7日公開予定。
2011年09月28日
幸せパズル
※ 家族の幸せが生き甲斐の専業主婦・マリアは、50歳の誕生日の贈り物がきっかけで、ジグソーパズルに思いがけない才能を発揮。富豪の独身紳士・ロベルトにその才能を認められ、一緒にパズル大会の世界選手権出場を目指す事になる。マリアは家族に内緒でロベルトの家に通い、ゲームの規則を学んでいくが…。 ※
佐々部清監督の最新作『ツレがうつになりまして』(10月8日公開予定)を観て、涙を堪え切れず、“結婚って、悪くないなぁ。あ、オレ、今、結婚したいかも…”と思った私だが、この映画を観て、“あぁ、結婚なんてまっぴら御免だ。独身で良かったぁ!”と、心の底から思った。
本作でデビューを果たしたアルゼンチンの女性監督、ナタリア・スミルノフが描くのは、ジグソーパズルの楽しみや極意などではなく、“まずまずの幸せ”の中で、誰もがフッと感じてしまう“からっぽな気分”だ。
それは、この映画のラスト数十秒に良く表れている。上手いぞ、ナタリア!
俳優の自然な演技、実に微妙な空気感の醸造… 実りの秋にふさわしい佳作の登場だ。10月1日公開予定。
2011年09月27日
2011年09月26日
アサシン
本日午後2~4時生放送のかわさきFM(79.1MHZ)「岡村洋一のシネマストリート」(No.1386&1387)は、まず第1部で、ライブ『哀しみのキッチン~The Final』(10月26&27日/横浜Bay Hall)を控える横浜キッドブラザーズの小松伸さんが、一曲、披露してくれた。
9月28日に、川崎・デラチッタの噴水広場でジャズ・ライブを行うギタリスト・伊藤紀彦さんは、名曲「虹の彼方へ」を生演奏してくれた。
“あやの十八番コーナー”では、吉岡あや嬢が“歌舞伎の舞台の仕組みを知ろう~パート2”を展開した。
続く第2部、“シネポケット”のコーナーでは、川口貴弘くん(写真左)が、公開中の映画『探偵はBARにいる』を、浦田有里嬢が、映画『アントキノイノチ』(11月19日公開予定)を、石原義信くんが、映画『夜明けの街で』(10月8日公開予定)を紹介した。
そして、映画『アサシン』が10月8日に公開になる小原剛監督が、番組に初登場した。
アシスタントの潟永絵美ちゃんとは、今日でお別れだ。いっぱい怒鳴って、ごめんな。
この番組は、世界中、何処からでも(仙台でも!)オンタイムで聴けます→ http://www.simulradio.jp/
更に、「岡村洋一のシネマストリート」専用サイトでは、最近1ヶ月の放送と、過去の放送の傑作選を聴く事が出来ます→ http://www.movics.tv/html/index.php