2021年04月
2021年04月25日
大島渚監督との対話
あのね、岡村くん。若いうちに激しいいことをしないとダメなんだな。どうしてですか?
若い内にしておくと僕みたいな歳になっても、その感覚を覚えているから激しい事が出来る。
だけど、若い時に一度も激しいことをしていないと、歳とってからはまず出来ないんだな。
若い時って幾つまでですか?30代前半だね。私が名古屋から東京へ移ったのは、34歳だった。
2021年04月24日
ノマドランド
※ 「スリー・ビルボード」のオスカー女優フランシス・マクドーマンドが主演を務め、アメリカ西部の路上に暮らす車上生活者たちの生き様を、大自然の映像美とともに描いたロードムービー。ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作に、「ザ・ライダー」で高く評価された新鋭クロエ・ジャオ監督がメガホンをとった。2020年・第77回ベネチア国際映画祭で最高賞にあたる金獅子賞、第45回トロント国際映画祭でも最高賞の観客賞を受賞するなど高い評価を獲得。第78回ゴールデングローブ賞でも作品賞や監督賞を受賞。第93回アカデミー賞で作品、監督、主演女優など6部門でノミネートされる。原題:Nomadland 2020年製作/108分/G/アメリカ
※ ネバダ州の企業城下町で暮らす60代の女性ファーンは、リーマンショックによる企業倒産の影響で、長年住み慣れた家を失ってしまう。キャンピングカーに全てを詰め込んだ彼女は、“現代のノマド(遊牧民)”として、過酷な季節労働の現場を渡り歩きながら車上生活を送ることに。毎日を懸命に乗り越えながら、行く先々で出会うノマドたちと心の交流を重ね、誇りを持って自由を生きる彼女の旅は続いていく...。公開中
“何もそこまで描かなくても”という排泄シーン等は無駄に思える。だが人間の実際がある。
人生はスナップ写真の集合体に過ぎない。元気で気高く生きて行こう。ただ生きて行こう。
2021年04月23日
シネスク N0.277
一度決めた約束は、どんなに酷い状況になっても完遂する主義だ。この業界、嘘つきが多過ぎる。
我ら社会的に見れば、不要不急の“浮き草稼業”に違いないからだ。だから私、約束は守る主義だ。
本日のゲストは、初めての配信曲「ヒュルリ」が大好評のタレント・永瀬真悠嬢が初登場した。
映画『スカ山くんとトロ山くん』がYouTube配信中の横谷昌宏監督&白石+森藤くんも来た。
2021年04月22日
15年後のラブソング
※ 「アバウト・ア・ボーイ」「ハイ・フィデリティ」などで知られるイギリスの人気作家ニック・ホーンビィの同名小説を実写映画化したラブストーリー。伝説のミュージシャンを「恋人までの距離」のイーサン・ホーク、ヒロインのアニーを「ピーターラビット」シリーズのローズ・バーン、アニーの恋人ダンカンを「ソウルガールズ」のクリス・オダウドがそれぞれ演じる。原題:Juliet, Naked 2018年製作/97分/G/アメリカ・イギリス合作
※ イギリスの港町サンドクリフ。博物館で働く30代後半の女性アニーは、長年一緒に暮らす腐れ縁の恋人ダンカンと平穏な毎日を送っていた。そんなある日、彼女のもとに1通のメールが届く。送り主はダンカンが心酔するミュージシャンで、90年代に表舞台から姿を消した伝説のロックスター、タッカー・クロウだった...。
“俺は酒とドラッグで人生の15年間を無駄にした”後悔するタッカー。私は30年間かもネ。
イギリスの港町という舞台が映画の規模と合っており小ぢんまりと可愛らしい佳作だった。
2021年04月21日
犯罪都市
※ 映画「新感染 ファイナル・エクスプレス」で人気と注目を集めたマ・ドンソクが主演し、警察と韓国ヤクザ、中国マフィアが繰り広げる三つどもえの抗争を描いたクライムドラマ。共演は「プンサンケ」「国選弁護人ユン・ジンウォン」のユン・ゲサンほか。
原題:The Outlaws 2017年製作/121分/G/韓国
※ ソウル南部・衿川(クムチョン)警察のコワモテ刑事マ・ソクトは、人柄と腕っ節の強さでヤクザ同士の争いも解決してきた。しかし近頃、中国の犯罪集団「黒竜組」が進出してきたことから、街のパワーバランスが大きく揺らぎ始めていた。黒竜組は地元ヤクザのイス組の縄張りを次々と荒らし、マ・ソクト率いる警察の強力班は黒竜組の一掃を試みるが、復讐に燃えるイス組の介入によって事態は三つどもえの争いに発展していく...。
“警察じゃけい、何やってもええんじゃ”という邦画『狐狼の血』の台詞を思い出す無頼さ。
決定的に違うのは俳優たちの不敵な面構えだ。恥ずかしさは面白く、醜さは楽しく見える。