エル・トポ巨匠の終わり方

2010年10月28日

エクスペンダブルズ

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※傭兵軍団“エクスペンダブルズ=消耗品”を率いるリーダーのバーニーは、ナイフの達人・リーや、マーシャルアーツの天才・ヤン、大型銃器のスペシャリスト・シーザーらと数々の危険な任務を遂行して来た。ある日、バーニーは謎の依頼人・チャーチに、教会に呼び出される。依頼内容は、南米の島国ヴィレーナで圧政を敷いている独裁者の殺害だった…。

シルベスタ・スタローンが監督、脚本、主演の一人三役をこなしたアクション超大作というばかりでなく、“豪華スターのあり得ない競演”ジェット・リー、ミッキー・ロークにブルース・ウィリス、さらにドルフ・ラングレン、そして久々のスクリーン復帰となったアーノルド・シュワルツェネッガーと、夢のような顔ぶれがスタローンの号令の下、参集した。※


スタローンという人は、いつまでも何処までも“イタリアの種馬”なのだと思った。つまりは、未来永劫、“ちょっと洗練された作品”を作る気がないのだという事が良~くわかった一本だ。

シュワちゃん&ブルース・ウィリスが、ただのゲスト出演なのには正直、ガッカリ。そりゃ半分、詐欺ですがな。

アジア代表のジェット・リーが時折、“オール阪神”に見えつつも大健闘。でも、だったら、我らが真田広之の本格アクションが見たかったなぁ。

よし。もう、こうなって来ると、ストーリーや辻褄なんかは、どうでも良かとです。でも、ワシは思うんや。パート2では、やっぱり、もう少し“シャレっ気”が欲しおますな。

スタちゃんよ、次回はほんのちょっとで良いから、映画に、ウディ・アレン先輩を振りかけてよ(意外にも以前、彼らは共演している)。そんで、今さら、洗練なんぞされていなくても良いから、あんたらぁ“団塊の世代”が、ひと時、クスリと笑える様なエスプリを魅せて欲しいぜよ。

それが、“クール・ダウン”して行くスター達の“粋”というものやで!

それから、日本バージョンの製作者よ、エンド・クレジットに、長淵某の、本編とは全く関係ない歌を繋ぐな!観客にとっては、ただの迷惑。本日のチネチッタの客席も、最後の最後で皆、大いにシラケていた。本当にいつもいつも、観客が一番の被害者だよ。

だけど、既に製作が決定しているという続編も、私は必ず見に行くっちゃ。だって、そうは言っても、結構楽しめたからネ。


drecom_y_okamura at 23:54│Comments(0)TrackBack(0)

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