2018年03月31日
シークレット・レンズ
※ 死の商人の手中にある原子爆弾をめぐって、アメリカと中東某国が凄絶な争奪戦をくりひろげるというアクションとともに視聴率をかせぐために精力的な活動をするTV界の現状をシニカルに描く。製作・監督・脚本は「ミスター・グッドバーを探して」のリチャード・ブルックス。製作指揮はアンドリュー・フォーゲルソン。原作はチャールズ・マッカリーの「ザ・ベター・エンジェルズ」。撮影はフレッド・J・コーネカンプ、音楽はアーティ・ケーンが担当。出演はショーン・コネリー、ロバート・コンラッド、ジョージ・グリザード、キャサリン・ロスなど。アメリカでのタイトルはWrong Is Right。1982年 アメリカ映画 DVD発売中
※ ニューヨークの地方TV局WTNのレポーター兼アンカーマンのパトリック・ヘイル(ショーン・コネリー)は、世界各地に現れて、ホットニュースをキャッチすると大評判。目下のところ、彼の関心は中東某国の石油問題だ。自らカメラをかついで砂漠を取材中のパトリックの前に、女性ジャーナリストのサリー(キャサリン・ロス)が現われる。2人は砂漠の道をつっ走り、誤ってラクダを轢いた男ヘルムートに出会う。彼は武器商人だった。サリーが彼の車の座席に置いてあるトランクに気づくと、ヘルムートは顔色を変えた。サリーが彼のスキを見てガイガー・カウンターをあてると激しく反応した。それはヘルムートが、秘かに中東支配を企むテロリストのラフィークに売りつけようとしていたプルトニウムだった。彼女の後をテロリスト一味がつけ狙う。サリーの身を心配したパトリックは米大使館員ホーマーを連れ出し、彼女の行方を追う。だが、彼女は爆殺されてしまった。パトリックは取材を続け、米大統領ロックウッド(ジョージ・グリザード)、次期大統領選の候補者マロリーが、各々ヘルムートからプルトニウムを買いあげようとしている情報をつかむ。しかも、その陰にはCIA長官の巧妙な策謀が隠されていた。ヘルムートはテロリストに殺され、プルトニウムも奪われてしまった。ラフィークの魔手はロックウッドに、そしてニューヨーク、ワシントンに向けられていった。結局、すべてはCIAの陰謀であったことが明らかになる。現職のハト派大統領を失脚させタカ派の次期候補マロリーを擁立するためだったのだ...。
この映画の5年後、この世界貿易センタービルの展望台まで上った。911を予言している様なシーンあり。
全体的には作りが荒く古いが、最後の最後でショーン・コネリーからアッと驚く観客サービスがあった!
drecom_y_okamura at 23:45│Comments(0)│
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