野性の呼び声9人の翻訳家 囚われたベストセラー

2021年01月27日

存在のない子供たち


640kkkkkl

※ 長編デビュー作「キャラメル」が高い評価を得たレバノンの女性監督ナディーン・ラバキーが、貧しさゆえに親からまともな愛情も受けることができずに生きる12歳の少年の目線を通し、中東の貧困・移民問題を抉り出した人間ドラマ。カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。原題:Capharnaum 2018年製作/125分/レバノン

640hgyutyuuui

※ 中東の貧民窟で暮らす12歳のゼインは、貧しい両親が出生届を提出していないため、IDを持っていない。ある日、ゼインが仲良くしていた妹が、知り合いの年上の男性と強制的に結婚させられてしまい、それに反発したゼインは家を飛び出す。仕事を探そうとしたがIDを持っていないため職に就くことができない彼は、沿岸部のある町でエチオピア移民の女性と知り合い、彼女の赤ん坊を世話しながら一緒に暮らすことになる。しかしその後、再び家に戻ったゼインは、強制結婚させられた妹が亡くなったことを知り……。


640hjki

傑作だ。初めは子供たちが可哀想で辛くて嫌だなぁ、描写がベタで嫌だなぁと思っていた。だけど、段々と

640yyuuuyuuuu

この少年の絶望した様な表情から目が離せなくなってしまった。貧困は間違いなく罪悪だ。悪いのは政治だ。

640ytyuuiiiu



drecom_y_okamura at 22:06│Comments(0)

コメントする

このブログにコメントするにはログインが必要です。

野性の呼び声9人の翻訳家 囚われたベストセラー